ヨガでダサい自分に気付く

僕がヨガを始めたのは28歳で、その頃の僕は、腰痛や肩こりが酷く、それらを改善しようとヨガ教室に通い、実際にやってみると、その効果に驚き、また18歳から独学で学び実践してきた瞑想とも深く結びついていることを知り、ヨガにのめり込むようになっていきました。

そうして教室に通い出して1年半ぐらい経った頃でしょうか。

その日のレッスンで、新規の生徒さんがたまたま隣になったのですが、その方が、僕好みのタイプのすごく素敵な女性でした。
それで、僕は無意識に「いいところを見せよう!」と思ったのでしょう。いつもよりもがっつりと力強くヨガのポーズを実践していました。

きっと、その時の僕の心の声は「こんなに出来る俺すごいでしょ!」って、ドヤ顔してたんじゃないでしょうか(笑)

 

バカですね~(笑)

そして、その日のレッスンが終わり、帰宅する時、いつもとは違う感覚を感じたんです。
いつもヨガの後はスッキリとリフレッシュされ、身も心も軽やかに楽になってるのですが、その日は、なんか身体が重くて、しんどくて怠い。

なんでだろう???と、よくよく振り返ってみた時「あっ!」と気づいたんです。

キレイな女性にいいところを見せようと張り切って、無理をし過ぎたからだ。と。

それから僕は、ヨガの時は、周りの人や状況に一切惑わされず、関知しない姿勢を意識的に保ち続けるようになりました。
そうすると、前よりももっと心地よく、自分自身の身体と心がリセットされていくのを感じるようになりました。

そうした経験から、ヨガは本来、自分に向き合い、自分を整えていくものだと確信するようになりました。

ヨガブームも随分と定着し、ヨガをいろんなところで受けれるようになった今、カタチから入るコトを決して否定はしません。
ただ、カタチから入ったとしても、ヨガを実践していく中で、いつかはその本質に気付き、その本質を理屈ではなく、体感してほしい!

 

それが僕の想いであり、そうした本質を少しでも多くの人に伝えたくて、この仕事をしています。

本質を求めるあなたとのご縁を、楽しみにしています。