言ってほしいと密かに思ってるコトを伝えるわけではない。

カウンセリングを受けられる方で、特に初めて来られる方は、今抱えている悩みや問題について、ある程度の“答え”のようなものを自分の中で抱いた状態で来られることが多くあります。

そして、心のどこかで、僕がその答えに沿ったコトを言うのを“期待”しているものなんですよね。

はい、そんな心の奥底にある淡い期待や予想も、僕にはわかっています。

でも僕は、その期待に沿うようなことを伝えるわけではありません。

 

それゆえに、カウンセリングを受けた直後は少しガッカリした気持ちもあったり、また腑に落ちていても、しばらくするとそれに反する気持ちが芽生えて、あらかじめ自分で描いたストーリーを再度生きようとされる方もいます。

そうなることも、僕はわかっています。

それでも、僕はその期待に沿えることを伝えるわけではありません。

僕がカウンセリングでおこなっていることは、

その人の人生の中で起きていることの意味を高次の視点で捉え、まとめ整理し、点と点でバラバラになって訳がわかんなくなっていた人生のあらゆる事柄を線で繋ぎ、“一緒になって、進むべき道を探し答えをみつけていく”というサポートです。

僕が何か答えを出せるわけではなく、また答えは誰にも出せないものです。

進むべき道を見つけ選択し、答えを見つけていくのは、世界でたった一人のあなただけです。

僕の役割は、そのサポートガイドです。

事前に描いていた淡い期待に沿ったストーリーを伝え、アドバイスするのは簡単なことだし、またそうすれば人を依存させコントロールすることも容易に出来、結果その人からいくらでもぼったくれるので、カウンセラーや宗教家を名乗る悪徳な人たちがそういう手法を使っているのも現実です。

 

僕は、その人の魂の次元での今生の意味や役割、使命に沿って、その人自身が、本当の意味で自信に満ち溢れ、人生を活き活きと謳歌できるようになって欲しいと思っています。

だからこそ、心のどこかで描いてたストーリーに沿わない道を見せることもありますが、それでもその道を進むか、それとも自分で描いたストーリーを生きるかの選択権は、すべてあなたの手の中にあり、僕がそれを強制することも出来なければ、コントロールするつもりもありません。

点と点を線で繋ぎ、進むべき道や答えを一緒に見つけ出していくことは可能ですが、最終決定はあなた次第です。

自分の人生に、自分で責任を持ち、自分で生きる覚悟と勇気を持った者だけが、きっと目の前にある困難を克服し、自分の人生を生きれるようになるんだと思います。